外壁リフォームは、面積によって費用が変化します。
しかし、自宅の面積がどの程度なのか分からず、見積もりの数字を見るしかないというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、外壁リフォームの面積の計算方法について解説します。
延べ床面積に数字をかけると外壁の面積になる
外壁リフォームなどをするときに外壁面積によって費用が大きく変わってきますが、簡単な求め方として次の式が当てはまります。
「延べ床面積×1.1~1.4=外壁面積」
延べ床面積とは各階の平面の面積を足したものです。
例えば、1階が100平方メートル、2階が80平方メートルであれば延べ床面積は180平方メートルになります。
ここに先ほどの数字を足せば、198~252平方メートルが外壁面積の目安です。
より正確な数字を求めるには図面があると便利
家を建てた際に必ず渡されるのが家の図面です。
この図面を計算することで、より正確な数字が求められます。
立面図と呼ばれる家の外見のサイズが記載された図から高さを求めて、水平方向から見た間取りが書かれている平面図から横の長さを求められます。
これによって各外壁の面積が求められ、窓の面積を確認して窓の面積を差し引くことで外壁面積が計算可能です。ただ、専門業者でない場合は、厳密な数字が求められないのであくまで参考程度にしておきましょう。
それでも、外壁リフォームの際は自分で計算してみて、あまりに数字が違っていたらもう一度確認してもらうように言えるので、自分で計算する意義は十分にあるでしょう。
基本的に外壁リフォームの業者さんが屋根に上ったりしながら実測による方法で外壁の面積を算出して見積もりを作成します。
図面がなくとも計測できるので、古い家でも問題ありません。
予備知識として知っておきたい屋根の面積
屋根の面積も実は簡単に求められます。
緩い勾配の屋根の面積
「床面積×1.1」
急こう配の屋根面積
「床面積×1.2」
また、屋根瓦のリフォームでは瓦の枚数によって料金が異なります。
一般的な和瓦であれば、一坪(3.3平方メートル)53枚が目安になるので、それをもとに計算してみるのもおすすめです。
まとめ
外壁リフォームは、外壁面積で料金が変化します。
そのため、外壁面積をあらかじめ知っておくことは、リフォームの目安も分かることに繋がります。
簡単に計算できる方法から、立体図と平面図で計算する方法までありますから、できそうなものに挑戦してみて、実測との大幅な違いがないかチェックしましょう。