外壁リフォームは各地で多く行われているリフォームの1つです。
そんな外壁リフォームの選択肢の中にガルバリウム鋼板に変える外壁リフォームがあります。
今回はガルバリウム鋼板について、メリットや費用相場についても解説します。
外壁リフォームで用いられるガルバリウム鋼板とは?
外壁リフォームで用いられるガルバリウム鋼板はアルミニウムや亜鉛をベースにしてシリコンを添加したメッキを鋼の板に施した建材です。
この鋼板は、外壁の他に屋根材としても用いられ、住宅の外装を担う重要な建材です。
外壁リフォームではカバー工法に多く用いられ、もともとあった外壁に対してこのガルバリウム鋼板でカバーしていくリフォームを行っています。
金属サイディング(加工された金属板と裏打材によって構成された外壁材)としてよく用いられる素材でもあります。
塗装するには劣化が厳しい外壁や一気に建物のイメージを変えたい時にも用いられることが多いです。
外壁リフォームにガルバリウム鋼板を用いるメリットやデメリット
まずメリットは、軽量、デザイン性の高さ、メンテナンスが少なくて済むといった点です。
薄い鋼の板にアルミニウムや亜鉛によって強化されているため強度を保ちつつ軽量なのが特徴です。
そのため、カバー工法にも適しており、サイディングの一つとして用いられています。
次にデザイン性の高さ。
加工がしやすいことからエンボス加工や成型の工夫によって多彩なデザインをつくり出すことができます。
また、色も多彩なものが用意されているため、塗装のように自由な色を選択できる点もメリットといえるでしょう。
メンテナンスが少なくて済むのもメリットです。
錆びにくい特徴があるので、こまめに塗装をする必要もなく、維持しやすいです。
外壁塗装では5年程度で再塗装を検討する必要がある場合も少なくありません。
そういった心配が少ないのが外壁リフォームでガルバリウム鋼板を用いるメリットです。
残念ながらデメリットもあります。
それは、施工しにくい、再塗装が困難、断熱性が低いといったものです。
軽量なものの鋼板のため加工や工事がしにくく、工賃などが割高になることも少なくありません。
また、塗装しにくいため、劣化が見られたら新しい鋼板に交換する必要もあります。
最後に、金属製の外壁のため、断熱性が低く室内へのメリットはそこまで大きくないのが特徴です。
外壁リフォームを鋼板にする費用目安
一般的な30坪程度の住宅の場合、カバー工法は190~255万円が目安になります。
外壁を思い切って張り替える大規模な外壁リフォームの場合は、210~270万円が相場です。
また、ガルバリウム鋼板にも様々なデザインや種類があるため、選び方によって変化するので注意しましょう。
まとめ
外壁リフォームではガルバリウム鋼板を利用するケースが少なくありません。
軽量でデザインも豊富なことからメリットが大きく、外見が大きく変化することは魅力といえるでしょう。