最近注目されているのが外壁リフォームです。

さらに古民家のリノベーションにも注目が集まっています。

自分のライフスタイルに合わせた空間デザインを施したり、住居としての機能性を高める以外にも外壁リフォームをすることで住宅が再生されます。

今回は外壁リフォームを行う際の費用相場やポイントについても解説しますので、参考にしてください。

外壁リフォームを古民家で行う費用相場

外壁リフォームを古民家で行う費用相場は、50～350万円が目安になります。

これだけ差がある理由としては施工する内容、外壁の状態といった点が外壁リフォームする古民家によって大きく違うからです。

施工する内容としては、単に塗装を行うだけなのか、あるいは耐震性能を持たせるためにサイディングのような外壁の追加を行うのか、さらには漆喰など費用のかかる施工を行い直すのかといった形で異なります。

塗装を行うだけであればそこまでお金はかかりません。

平屋で足場をそれほど組む必要のない場所であれば、その費用はより安くなります。

一方、昔の庄屋さんが住んでいたような家に外壁リフォームを施すとすれば、足場を組んだり、雰囲気を壊さないように漆喰などを施したり大掛かりな工事になります。

これだけでも費用は大幅に異なるのです。

また、外壁の状況によっても費用が変わってきます。

古民家は、比較的状態の保たれた家や耐久性の高い作りの家などであれば、塗装だけで済む場合もあります。

しかし、非常に外壁が破損している、あるいは古すぎて外壁リフォームを施すと破損する恐れがあるような古民家は、外壁を一度壊して作り直す必要が出てきます。

こうなると費用が非常に増してくるでしょう。

このように対象となる古民家によって費用は大幅に変わるので、事前に施工業者に相談してみるのがおすすめです。

また、屋根や玄関などのリフォームも一緒に行うと安くしてくれる場合もあります。

外壁リフォームを古民家で行うポイント

外壁リフォームを古民家で行うポイントとして、耐震性の程度、断熱性の程度、雰囲気を活かすかどうかといった点が挙げられます。

耐震性の程度

外壁リフォームを行うにあたって耐震性もチェックしてもらうのがポイントです。

建築基準法と呼ばれる法律が関係なかった時代に建てられた古民家がほとんどで、劣化も進んでいるため耐震性が保たれていない場所も少なくありません。

そんな場所に外壁リフォームを施すと意外な場所が破損してしまうリスクがあります。

断熱性の程度

断熱性もチェックしましょう。

古民家は断熱性がほとんどなく、夏を重視した構造になっています。

そのため、通気性が良すぎて冬が寒いという弱点を抱えています。

こういった特徴があるので、外壁リフォームをする前に断熱性もチェックしておきましょう。

あまりに冬が寒いようであれば、外壁リフォームも断熱性を意識したサイディングなどの重ね張りのリフォームも検討する必要があります。

雰囲気を活かす

最後が雰囲気を壊さないことです。

あまりに機能性やコストなどを意識しすぎると古民家の雰囲気が台無しになってしまいます。

せっかく古民家をリフォームするため、雰囲気を壊さない施工をしてもらいましょう。

また、資金面では助成金なども設定されていることがあるので、施工する場所の役所で助成金や補助金があるかを確認しておくのもポイントです。

まとめ

外壁リフォームを古民家で行うことによって機能面や外見が新しくなります。

しかし、機能性を重視するのか、雰囲気を残すのか、予算はどうするかなど検討すべき点は多くあります。

それでも、耐震性や断熱性、雰囲気を意識して依頼すれば、きっと満足のいく外壁リフォームができることでしょう。